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当社の位置情報デバイスが、 日本空港ビルデング株式会社と花岡車輌株式会社による 羽田空港での空港カート位置管理の実証実験に採用


当社の位置情報デバイスが、日本空港ビルデング株式会社と花岡車輌株式会社が羽田空港において共同で開始する位置管理対応空港カート・屋内外位置管理システムの実証実験に採用されましたのでお知らせいたします。

1.当社の位置情報デバイスについて
当社は、自社開発したカード型位置情報デバイス「Jcard」を中心とした位置情報ソリューションの提供を行っております。上記「Jcard」は、厚さ 4 ㎜の携帯性の高いカード型デバイスに、LPWAとGPSの2つのモジュールを搭載し、屋外と屋内の両方の位置情報を一つのデバイスで測位できる製品です。工場や、物流倉庫等での人員の配置や作業の効率化を始め、様々な位置情報活用のニーズに応えております。今回の実証実験においては、空港施設内のカートの位置を管理し、運用を効率化するために、位置情報を捕捉する LPWA 通信端末及びゲートウェイ部分を当社にて提供しております。

2.羽田空港での実証実験の概要
空港カートや台車・リフトを製造販売する花岡車輌株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:花岡 徹)が、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼 COO:横田 信秋)と、空港内で利用されている空港カート等の位置管理を可能にすることで、サービス向上及び将来的な労働力不足の解消を目指した実証実験を行います。

空港内に膨大な量が配置されているカートを適正に回収・配置するためには、カートの偏りを把握する必要がありましたが、電源確保の問題や GPS で位置情報が補足しづらい屋内運用を実現する必要があり、バッテリー交換の工数面やコスト面から実現できておりませんでした。

花岡車輌が 当社と共同で開発した「ソーラービーコン搭載空港カート|PC-90」と「位置・情報管理 IoT プラットフォーム|ARU」は、LPWA 搭載通信機器を使用することで低コストで屋内外の位置情報の把握が可能であると共に、ソーラー給電のため、カートの電源も不要となります。これにより、空港内の空港カートをバッテリー交換といった工数なくメンテナンスフリーで位置管理できるようにし、屋内の位置とフロア別でも個体の位置管理や偏りを把握できるようにすることで、適正配置を適宜判断できるようにすることが可能となります。

3.今後の展開
本実証実験における検証結果を確認後、羽田空港内での本番実運用を開始する予定です。また、花岡車輌との協業により引き続き他空港等への水平展開を図ると共に、今回の実績を基に「Jcard」等の当社の位置情報ソリューションビジネスの更なる拡大を図って参ります。

花岡車輌株式会社によるプレスリリース (※外部リンク)
あいホールディングス株式会社によるプレスリリース(※外部リンク PDF書類 138KB)